インターネットの普及を支える
「Linux」や「Nginx」、
個人による情報発信の敷居を
劇的に下げた「WordPress」のような
オープンソースソフトウェアが
世界を変えてきたように、
オープンソースハードウェアが個人を
エンパワーする時代が近づいています。
ユーザーにとって必要なものを企業が提供する、という生産活動のあり方に新しい選択肢が生まれつつあります。素材や製法が公開されている製品をユーザーが改良して新しいものを生み出す、オープンソースハードウェアという考え方です。目の前にある課題を解決するためのハードウェアをユーザー自身が作り出す、クリエイティヴで可能性に満ちた方法と言えます。
オープンソースソフトウェアがインターネットの世界を変えてきたように、IoT機器の爆発的な普及に合わせて、オープンソースハードウェアは市民権を得ていくでしょう。ただし、その普及には品質保証のあり方や、素材の発注に伴うロットや言語の壁などいくつかの課題があります。その課題解決を、利益の還元と知見の共有で下支えするのが、AvalonTechの使命です。
従来製品 | オープンソース ハードウェア |
|
---|---|---|
技術 | 基本的にブラックボックス。メーカーが独占する高度な技術が使われることも。 | 開放的で透明化されており、汎用技術を活用するので、合理的でコストパフォーマンスが高い。 |
継続開発や改造 | 基本的に改造は不可で、新製品を購入で新機能を手に入れる | ユーザーが改良・改造できるので、既存機械を機能拡張できる |
使いやすさ | 原理がわからなくても使える誰でも手間なく使える | 自分仕様のものを構築できるが、知見の習得が必要 |
使い方 | メーカー側が決めた使い方を基本的には遵守する | メーカーによる保証は無いが、自己責任で改造できる |
トラブル対応 | メーカー・販売店の専属オペレーターが対応してくれる | BBSなどを通じて開発者やユーザーコミュニティの知恵を借りることができる |
従来の開発スキーム
従来の製品開発では、各企業は市場競争で生き残るために「知的財産を囲いこむこと」で自社の利益を最大化し、閉ざされた環境且つ独自の仕様で技術を発展さてきました。
開発に成功した際には他社と大きく差別化が可能となる一方、新製品の開発から従来品のアップデートまで全てを自社の技術者のみで試行錯誤するため、新しい技術の収集に遅れるなど、リリースまでに多くの時間を費やしていました。
さらに、「各社製品の仕様が異なることで使用できないパーツがある」「汎用的な製品しか流通せずニッチな需要に応える製品は開発されない」など、製品を使用するユーザもデメリットを受けることがあります。
これからの開発スキーム
オープンソースが一般にも広く活用されるようになり、これからの開発スキームでは製品の開発スピードがどんどん加速することが予想されます。
製品の開発・製造は大手メーカーが行うという常識は薄れ、中小企業・ベンチャー企業・あるいは個人でも様々なサプライヤーから部品調達が可能となりました。これに加えて、オープンソースにより世界中の優秀な技術者が提供する設計図を元に、自宅の机の上でも簡単に製品開発が行える時代になっています。
この開発スキームであれば、柔軟性・汎用性も高く各自が自由に好きな製品を工作することが可能になります。そこで開発された優れた製品の仕様を惜しみなく公開する連鎖が循環すれば技術開発のスピードは従来と比べ物にならない速度で発展していくでしょう。
AvalonTechでは、こうした開発技術の発展に寄与することを使命とし、オープンソースハードウェアの研究開発・製造生産・貿易・製品販売・開発者支援・コミュニティ支援まで全ての工程を網羅して、技術者やユーザがよりスムーズに技術開発できる環境を提供していきます。
AvalonTechでは、「人」こそが最高のリソースだと考えています。
優秀なエンジニアに、場所・時間・立場にとらわれない働き方を用意しています。
これから始まるオープンソースハードウェアの革命に、
私たちと一緒に参加しませんか?