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自社プロダクト

アイデアの原型である既存のオープン技術や試作機を製品化し、世界中の技術者や新技術への関心を持つ人へ届けています。オープンな技術が更に改良され、そこからさらなる新製品が生まれる、そんな好循環を通じて新しい生態系を構築します。

ArtCNCシリーズ

発案:Tohruさん
引用元:Mark Carew氏・Ryan Lock

Mark Carew氏が自身のアイデアである『V-slot機構』をオープンソース化して以来、様々な技術者によるオープンソースCNCの開発の熱が高まっています。多くの派生モデルの利点を統合し、ワークエリアおよび拡張性を重視したArtCNCシリーズが誕生しました。

CNCペンダント自作キット

発案:Nyaruさん

PCでしか操作できないCNC加工機を、より直感的に操作するために開発しました。産業用工作機械では一般的な操作機器であるペンダントですが、一般向けCNC制御基板ではサポートしていません。これに対応するために中継となる基板の設計、ソフトウェアの開発を行いました。

射出成形機『TAIYAKI』

発案:HAL_900さん

自分専用のオーディオケーブルを作ろうとしたことが開発のきっかけです。3Dプリンタや切削加工では作れず、工場と同じように成形機が必要と考え、なんとかお金をかけずにできないかと開発し、今の形になりました。特に金型の枠となるモールドベースについては、最初存在すら知らず、成形機ができた後の初めての成形は3Dプリント型を粉砕しました。TAIYAKIのモールドベースは長い時間と試行錯誤の結晶です。

ビジネスモデル

A 開発者およびアイデア提供者への還元

利益の5~40%を、開発者およびアイデア提供者へ還元

B AvalonTechでの新規事業の創出や独自の研究開発などに使用

利益の30~40%

AvalonTechにおける新規事業の導入や独自の研究開発など、新サービスを開拓するための資金になります

C オープンソースプロジェクトの発展に再投資

利益の20~40%

掲示板に建設的な意見や製品の改良案などを投稿したユーザーに、オンラインストアで利用できるポイントやクーポンを発行。さらに、オープンソースの、プロジェクトに対するさまざまな支援も提供します。

開発スキームの変化

従来の開発スキーム

従来の製品開発では、各企業は市場競争で生き残るために「知的財産を囲いこむこと」で自社の利益を最大化し、閉ざされた環境且つ独自の仕様で技術を発展されてきました。

開発に成功した際には他社と大きく差別化が可能となる一方、新製品の開発から従来品のアップデートまで全てを自社の技術者のみで試行錯誤するため、新しい技術の収集に遅れるなど、リリースまでに多くの時間を費やしていました。

さらに、「各社製品の仕様が異なることで使用できないパーツがある」「汎用的な製品しか流通せずニッチな需要に応える製品は開発されない」など、製品を使用するユーザもデメリットを受けることがあります。


これからの開発スキーム

オープンソースが一般にも広く活用されるようになり、これからの開発スキームでは製品の開発スピードがどんどん加速することが予想されます。

製品の開発・製造は大手メーカーが行うという常識は薄れ、中小企業・ベンチャー企業・あるいは個人でも様々なサプライヤーから部品調達が可能となりました。これに加えて、オープンソースにより世界中の優秀な技術者が提供する設計図を元に、自宅の机の上でも簡単に製品開発が行える時代になっています。

この開発スキームであれば、柔軟性・汎用性も高く各自が自由に好きな製品を工作することが可能になります。そこで開発された優れた製品の仕様を惜しみなく公開する連鎖が循環すれば技術開発のスピードは従来と比べ物にならない速度で発展していくでしょう。

AvalonTechでは、こうした開発技術の発展に寄与することを使命とし、オープンソースハードウェアの研究開発・製造生産・貿易・製品販売・開発者支援・コミュニティ支援まで全ての工程を網羅して、技術者やユーザがよりスムーズに技術開発できる環境を提供していきます。

従来製品とオープンソースハードウェアの違い

従来製品オープンソースハードウェア
技術基本的にブラックボックス。メーカーが独占する高度な技術が使われることも。開放的で透明化されており、汎用技術を活用するので、合理的でコストパフォーマンスが高い。
継続開発や改造基本的に改造は不可で、新製品を購入で新機能を手に入れるユーザーが改良・改造できるので、既存機械を機能拡張できる
使いやすさ原理がわからなくても使える誰でも手間なく使える自分仕様のものを構築できるが、知見の習得が必要
使い方メーカー側が決めた使い方を基本的には遵守するメーカーによる保証は無いが、自己責任で改造できる
トラブル対応メーカー・販売店の専属オペレーターが対応してくれるBBSなどを通じて開発者やユーザーコミュニティの知恵を借りることができる

Community

AvalonTechは日本における
オープンソースハードウェアの
プラットフォームとして、
過去数年にわたり、多くの知見を蓄積しています。
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